ザッカーバーグの次なる野望メタバース(ネット上の仮想世界)とは

米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)はユーザーが同社の製品にログインするだけでなく、生活や仕事、そして運動までも体験できる「メタバース」(ネット上の仮想世界)の実現を目指していると語った。

ザッカーバーグとは

マーク・エリオット・ザッカーバーグ(Mark Elliot Zuckerberg)1984年5月14日(2021年10月現在37歳)は、アメリカ合衆国のプログラマー、実業家。Facebookの共同創業者兼会長兼CEO。

ハーバード大学在籍中にソーシャル・ネットワーキング・サービスサイト「Facebook」を立ち上げた。

  • マーク・ザッカーバーグは、フェイスブックがメタバース企業に移行すると述べた。
  • メタバースとは、インターネットの次世代空間のことで、現実やデジタルの世界で拡大する。
  • 同業者たちは宇宙に飛び立ったが、こちらがザッカーバーグの未来のミッションだ。

リチャード・ブランソン(Richard Branson)が宇宙に飛び立った。そして数日後、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)が続いた。イーロン・マスク(Elon Musk)は、宇宙への移住という壮大な計画を立てている。

だがフェイスブック(Facebook)のCEO、マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)は、そのような動向を追随しないテック系ビリオネアの1人だ。その代わり、彼は最近になって、将来の野望について明らかにした。それは、彼の会社をいわゆるメタバースの中心に捉えることだ。

メタバースは、インターネットの次に来るものだと考えればいい。それは現実とデジタルの世界にまたがる仮想空間のことで、人々はその両方で生活し、リアルタイムで交流することができる。

さまざまなSNSで異なるプロフィールを持つことはできず、ツイッター(Twitter)、インスタグラム(Instagram)といったオンラインスペースにログインすると、自動的に自分自身になるのだ。

メタバースの概念は主にゲーム界で使われていたニッチなものだったが、ザッカーバーグのThe Vergeとのインタビューで脚光を浴びることになった。

フェイスブックはVRとAR(拡張現実)に投資するなど以前からメタバースの構築を進めてきた。

若い世代にとってはメタバースでの交流が既に当たり前のものになったことが挙げられる。ここで言うメタバースとは「Minecraft(マインクラフト)」や「Fortnite(フォートナイト)」「あつまれ どうぶつの森」といったオンラインゲームのことだ。

 特にマインクラフトや欧米で人気の「Roblox(ロブロックス)」などは、メーカーが作った舞台やシナリオで遊ぶだけではなく、ユーザーが仮想世界の中で作った建築物や独自ゲームで遊べることが人気を集めている。若い世代にとってメタバースは、創作や交流の場として既に存在しているのだ。

アニメ好きならSAO(ソードアート・オンライン)のようなゲームの世界観が完成系に近いかもしれない。

ザッカーバーグは10月13日、AR/VR部門Facebook Reality Labsが開発中の“retina級”解像度のヘッドセットを装着した画像をFacebookに投稿した。「次世代のVR、AR、AI技術のデモを体験した。未来は素晴らしいものになるだろう」という。

Facebookのメタバースはまだ始まったばかりだ。これからどうなるのか注目していきたい。

Ryuda
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